2014年9月28日日曜日

公共

さて、NHKについて記してみます。

NHKの事業姿勢、番組内容を通じ、NHKの公共性についてです。

果たしてNHKは公共放送なのか、その公共性はどのように担保されているのか、本来公共とは何か、に関心を持っています。

長くなると思います。雑然とした批判、疑問が続くばかりで、有意な結論に至らない気もしなくはないですが...幾つかの事象に対して抱いた印象から、公共放送としてのNHKの姿勢、意義を問うてみたいと思っています。

まず明らかにしておきます。既に、NHKの公共放送としての適格性に疑義を抱いていることは否定しません。先入観に因るものかもしれません。

以前のエントリで記しましたが、携帯電話を保有しているだけでNHKとの受信契約の義務が発生する、という事実があります。たとえテレビそのものは保有していなくとも、ワンセグ放送が受信可能な携帯電話、いわゆるガラケー、或いはカーナビを所有しているなら受信契約を結ばなければならない、というのがNHKの姿勢です。

契約の自由の適否については触れるつもりはありませんが、テレビの視聴など目的外で、通話、通信、目的地への行路情報の取得こそが本来の目的で所有する携帯やカーナビに、好むと好まざるに拘らずワンセグ受信機能が付加されていることで義務が発生してしまいます。

カーナビについてはよく知りませんが、ガラケーの場合、ほぼ全ての機種にワンセグ受信機能が組み込まれてしまっています。

視聴するに値しない番組ばかりだからテレビは保有しないがコミュニケーションのために携帯を利用している、といった層にもNHKとの受信契約が迫られる現状にあり、不愉快この上ないわけです。

この強圧的姿勢に公共性や公正性が感じ取れないのです。

巷間、”みなさまのNHK”という語を耳にしますが、みなさまの中に入ることを望まない人々までみなさまの中に繰り入れようとする、こういった姿勢に公共放送を担う適性が認められるのだろうか、ということです。


(続)

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