2015年4月29日水曜日

灰色

結局、
”取材を元にブローカーと出家希望者のやり取りを再現しました”
とテロップを表示しておけば問題はなかったかもしれません。
「クローズアップ現代」報道に関する調査報告書
外部委員3名の見解
出家詐欺という事件そのものは過去に実在していたようです。

しかしながら、放送された「ブローカー(A氏)」と「多重債務者(B氏)」のやりとりは実際に出家詐欺を謀るものではなかったと...そもそもA氏は詐欺のブローカーではなく、NHKの記者がそう思い込んだらしいことが誤りだったとのことです。

NHKの定義する”やらせ”はなかったとしても、事実ではないことを事実として伝えたことには間違いないわけです。故意だったか過失だったかは存じませんが...放送内容に大きな差は生じるのでしょうか。

BPOの判断を注意して見守っていくわけですが、A氏の思惑が気になるところです。

2015年4月28日火曜日

幕引(追記アリ)

やはり連休前の公表ですか。これで鎮火していくのでしょうか。

で、NHKのサイトを覗いてみると、サイトのトップページは平常運転でした。クローズアップ現代のリンク先にお知らせとして
「追跡”出家詐欺”~狙われる宗教法人~」について
中間報告があるだけです。サイトのトップページには掲載しないわけですか。その程度の問題だったと...そうですか。


一方、こっちはこっちで、
放送作家が盗撮容疑で逮捕 古舘プロ謝罪「教育を再徹底」
連休前の刺しつ刺されつなんでしょうか。



追記

上記”お休み”のお知らせが下記に変更されていました。
本日(28日)は、予定を変更して「『クローズアップ現代』報道に関する調査報告書」について放送します。

感性

まぁ、時間の問題だったわけですが...
小渕優子前経産相を複数回聴取 「観劇会」めぐる政治資金問題で東京地検特捜部
小渕氏の元秘書、在宅起訴へ…収入操作し穴埋め
連休前、総理始め閣僚の不在、条件は整ったということでしょう。

これで終結か、或いは、立件、議員辞職までいくのか、今後の推移を注視したいところです。ドリルで破壊した何かが再び見つかるのでしょうか。

で、与党自民党は”捜査の推移を見守る”そうです。”見守る”?...よくわかりませんが何もしない、傍観する、という意味なんでしょうか。若しくは、本人に説明は求めない、捜査に圧力はかけないとか。

”見守る”が認められるのは池上さんだけです。

問題が囁かれながらも小渕氏は昨年12月の衆院選で再選を果たしてきています。やはり、上州。その民度は微動だにしないということかもしれません。

ところで、利益供与かと疑われている一連の事案に小渕ワインがあります。氏の顔のアップや全身の写真をエチケットに使用したワインを”お世話になった方に配った”と。

センスがないなぁと思います。ワインを配るなら、もう少しですね、人柄、信条を象徴する、手にした人の心を動かすような洗練したエチケットは創れなかったのでしょうか。

味わいはともかくとしてです。

そのセンスの無さが特捜の怒りを買ったんじゃないのか、と思わないでもありません。

利益供与についてはよくわからないものがあります。受け取った側が価値を感じない物品、例えば、下戸にワインを贈る、そのワインが不味かった、医師から酒を止められている、そういった場合も利益供与に該当するものだろうか、ちょっと気になりました。

2015年4月24日金曜日

停滞

不在者投票で今週末の地方選の投票を済ませてきました。

思想信条、政策、政党より静かな候補に投票しようか、そんな思いが去来しました。ただ、静かな候補はそれはそれで、正体不明なわけです。まぁ、エア候補でもいいんですが...

選挙カーで選挙区内を縦横に走り回り、大音量で名前を連呼する候補より、静かな候補に...そういった状況もなんだかなぁ、と思う次第です。

もう少し賢い遣り様があって然るべきではないかと。これが民主主義を体現しているとは、とても受け止められません。率直な印象です。

で、投票所に”選挙のお知らせ”のハガキを持って赴きました。本人確認(?)の後、投票用紙を受け取って記名、投票、最後に”お疲れ様”と声をかけられ一丁上がりと...

会場には選管の職員が6〜8名程。

そういった、選挙運動や投票システムの一切合財を含めて民主主義のコストと言われても、素直に首肯できるはずもなく、選挙の度に非効率だなぁ、と感じます。

投票システムが根源ではないかと。この部分の生産性向上、即ち、投入資源の削減と投票率の引き上げが固定票の割合を下げ、地方選の活性化を促すのではないでしょうか。

そのために求められるのはやはりネットワーク経由の投票システムです。これまでも度々話題に上がっていますが、全くもって進展はみられません。不正な投票に対する懸念が払拭できない、といった理由によるものでしょうか。

おそらくなりすましが主となる不正な投票、これを防ぐには厳格本人確認が必要ですが、現在の投票システムと同程度の厳格性であればそれ程困難ではないのでは、と思っています。

二段階認証を利用したログインシステム、国税電子申告・納税システムで用いられる電子証明書、指紋認証や虹彩認証、近々始まるマイナンバー制度、近い将来、そういった技術の応用で厳格な本人確認システムが実現できるとみています。少なくとも、現在と同程度以上には...

もう少し実現に向けた前向きな議論があってもいいのではないでしょうか。システムの大きな変更で困る人々がいるのかもしれません。

ポピュリズムに陥りかねないと言われれば、確かにそれはその通りです。

そういった、ネット投票システムを含めた集合知の具現化、これこそGoogleの責務ではないでしょうか、と身勝手にGoogleに押し付けておきます。

ところで、名古屋市とその近郊に限った特徴かもしれませんが、”本人”と染め抜いたノボリを旗めかせた自転車がやたらと目に付きます。

”別人”、”他人”、”代理”、”影武者”、そんなノボリを掲げた自転車は通らないのでしょうか。

2015年4月21日火曜日

国策

地方移住の気運を盛り上げたいのでしょうか?

NHKが音頭をとっているやに見受けられます。

朝ドラでも...

さよなら桜もち
ニュースウォッチ9でも...
どう向き合う・人口減少
ふるさと納税に続く地方創生策の一環かもしれませんが。補助金給付で何とかなる話なのかと...

今後の推移を注視していきたいと思います。

行儀

今朝、戸外に出ると今週末の市議選候補者のポスターが自宅敷地に落ちていました。

昨夜(4/20)の雨風で隣家の塀から剥がれたのでしょう。で、ポスターを持って困惑したわけです。捨てれば選挙妨害の冤罪を被せられますし、意図的に剥がしたともとられかねません。ポスターには連絡先の記載もありませんし...

やむをえず、丸めて敷地内に置いて所用で外出、先ほど帰宅したところ、ポスターがありません。

通りから見えるように置いておいたので、おそらく関係者が持ち去ったかと、想像しています。無断で敷地に入って...(留守にはしていません)

そもそも、貼付ける際も敷地に入らなければ不可能なんですが、特にことわりの言葉もありませんでした。(塀は隣家のものです)

失礼なことこの上ないなぁ、と思った次第です。

今、当該候補者の選挙カーが候補者名を大音量で連呼しながら通りすぎていきました。失望します。

2015年4月18日土曜日

粛々

名古屋市内、及び、近郊で一日ほど車を運転していると、ほぼ確実に信号無視、一時停止違反といった事態を目の当たりにします。

これまで、危険運転、乱暴な運転という語は主に若年層の運転を連想させました。重大、悲惨な事故を引き起こしかねない無免許運転などはその最たるものです。

しかしながら、ここ十年ほどでしょうか、社会の高齢化に伴ってか、若者に加え中高年による身勝手な運転が増加している印象が強くなっています。男性、女性に依りません。

信号無視、直進車の進行を阻むような交差点での無理な右折、一時停止違反は典型です。本来優先されるべく、幅員の広い道路から右左折して狭い交差道路に進入する際、停止線から大きくはみ出して停止している車に行くてを阻まれることも頻繁にあります。

で、ドライブレコーダを取り付けてみたわけです。真偽は不明ですが、
信号無視の車に突っ込まれて事故を起こした
彼女とドライブ中に事故に遭った。
といった話もありますし...

事故に巻き込まれたわけではありませんから、派手な動画は記録されていませんが、稀にではなくそれなりの頻度で上述の事態が録り貯まっていっています。
アップしてみようかとも思うものの、編集する時間が取れないでいます。

語意というものが、目論見
(誤認、誘導、印象操作、錯誤、齟齬)によって歪曲されてしまうのは当然かもしれませが、
【粛々と】政治家が多用するフレーズの意味は? 菅官房長官は「今後使わない」(沖縄基地問題)
再稼働 政府「粛々と」 高浜仮処分 規制委「審査に影響ない」
当面の間、躊躇する、動じる、臆することなく強引に丁寧に、もとい、粛々とドライブレコーダによる記録を続けてみようかと思っています。

ところで、冒頭の事態は容易に記録可能でありますから、ドライブレコーダの悪用もいずれクローズアップされるかもしれません。演出ややらせに頼らずとも...


2015年4月14日火曜日

画餅

年金制度について少し記します。

年金財政が逼迫していく中で、2004年、小泉内閣は”100年安心の年金制度”と銘打って年金制度改正を行いました。連立政権の一翼を担う公明党が主導してのことだったとの覚えがあります。

まぁ、そういった延命措置が講じられながらも、年金債務は増え続け着実に破綻に向かっています。

で、元々、年金制度の設計時点で果たして、負担と受給のサイクルを世代間で継承して持続し得る制度設計だったのか、という疑問が生ずるわけです。

実は制度化当初から定常状態が保持されないまま、ゆっくりとだが、確実に債務が増大していったのではないでしょうか。一サイクル、一人の加入者の納付と受給の期間が長きに渡るため、顕在化してこなかった、若しくは看過してきただけでは...

国民皆年金が制度化された、1961年あたりを起点に考えてみます。1961年に年齢20才で国民年金に加入したとして、全期間(40年)納付したとすると2001年に60才となります。

支給の開始は65才となる2006年からで、2015年現在74才ということになります。平成25年簡易生命表の概況にある、主な年齢の平均余命によれば、75才の男性の平均余命は11.74年、同女性のそれは15.39年です。

従って、国民皆年金制度の下、最初の年金加入者は男性で2026〜2027年に、女性では2030〜2031年辺りに受給が終わるということなります。勿論、平均的な話です。

平均と中間を混同した上で、言い換えれば、2015年現在74才の年金受給者の半数は男性で2026〜2027年、女性で2030〜2031年以降も年金の支給が続くわけです。

国民皆年金制度の下での最初の年金加入者数は約1904千人1961年の20才人口で、同制度下での最初の受給者数は約1733千人2006年の65才人口)となります。

2015年の74才人口は判りませんでしたが、2013年の72才人口は男性約746千人、女性約約854千人で、男女各々の72才生存数79024、89843と74才生存数75542、88131から、
746*(75542/79024)+854*(88131/89843)
1550千人程度と推測できます。
1550/1733=0.894
ですから、国民皆年金制度での最初の受給者のほぼ90%が未だ年金を受給していて、受給者数は漸減していくものの今後も相当長期に渡って支給が続いていくと...

該漸減の割合と、翌年、翌々年...と続く受給者数の増加が全く均衡せず、受給者数は激増していく一方です。

かなり驚愕しています。

特に、国民皆年金制度での最初の受給者のほぼ90%が年金を受給している段階で年金財政の破綻が予測されているわけです。最初の受給者に対する給付完了の見通し、即ち、一つのサイクルが回る目途が全く見えない現在ですら、制度が保たない、ということです。

制度として無理というか、失敗ではないかと...世代間で扶助を承継していくなど正に画餅に等しいとみています

過ちを改むるに憚ること勿れ


といった語が意味するように、国民皆年金を含めた現行の年金制度そのものの検証に手を付けるべきです。

国家的、社会的に重大な事件、事故が発生した時、原因を究明し再発防止策を講ずるのは当然の姿勢です。年金財政の破綻は社会の安全に関わるわけではありませんが、安定には大きな影響を及ぼします。

現行制度に至った背景、理念、設計思想、経緯を遡って省みる必要性を強く感じます。直面する事実と予見される事態に基づいた合理的判断を欠くようでは、日本の統治機構は戦前から相変わらずだなぁとの見方も否定できません。

正にそれこそが古来より連綿と続く我が国組織の本質であるならば致し方ないかもしれませんが...

ところで、ひねくれた視点に立った時この国民皆年金という着想は、ある意味、社会の不安、不満を抑える施策捉えられなくもありません。

国民に福祉国家という理想をぶち上げることで、体制の維持を目論み、大衆迎合に傾いて現在利益(?)をアピールするわけです。勿論、享受する社会保障の皺寄せというか、負担は将来世代に押し付けると...

確信的か否かは判りません。

なんだか、絶滅の危機に瀕しているにも拘わらず、躊躇なく天然鰻を食い尽くす、そういった社会と同根のものを感じてしまいます。

2015年4月7日火曜日

中立

ある意味公正なんでしょうか。
格安スマホのテレビCMまで出始めて、これはもう大惨事の香り
といったブログエントリを読んでいました。格安スマホ+MVNOの組み合わせは低価格かもしれないけど、速度やサポートの点で問題もあるよ、と...

その一例として楽天モバイルが取り上げられていました。で、読み進めていくと最後に広告が表示されるわけです。楽天モバイルの...あぁ、これかと。広告なんでしょうか。

警告とまではいかないものの、注意喚起になっているかと...エントリ内の語句を判別するだけで、記事が好意的、迎合的か否かまでは判断していない、できていないのでしょう。

Googleが意図的に、”無作為を装って”、広告が表示されるように保っているのかもしれません。それはそれで広告も逆プロモーションとして有意義かと思った次第です。

2015年4月6日月曜日

空疎

結局、”させていただく”依存症の方維新の党を除名処分になったようです。無所属の国会議員として任期を全うすると...

まぁ、情報が不確かな時点での発言を、最高顧問が引くに引けなかった、振り上げた拳のもって行き場に困ったという部分もあるのでしょう。


本会議を欠席した点については、診断書も提出されていて、そのことだけで処分の対象ではない。しかし、前夜の行動や、カメラの前での立ち振る舞い、それが繰り返し報道されることによって、党のイメージが損なわれていく。そのほうが(党規に)抵触する
我々の党のひとつのスタイルとして、厳しく律する
泣いて馬謖を斬る、というより障害の要因は早めに排除するということでしょうか。大阪都構想の命運を左右する選挙前ですし。

ただ、党のイメージ毀損という点では、ダブルスタンダードかとみています。厳正に自らを律していたら、既に除名と離党が相次いでいるはずです。で、そして誰もいなくなると...


厳しく律する...軽々にそう宣わっていいんでしょうか。

コメント:「メディア対応が非常によくない」上西小百合議員が維新の党から「除名」された理由
身の丈を超えて”厳しく律すると発言するならば、やはり、公認、支援した自らの責任も問われるべきです。


しかしながら、あんなのを公認し、喧伝して有権者の選択を誤らせた点について自省しているとも思えないわけです。

おまけに維新政治塾で一体何を教えてきたのかと。

二月には、政治資金疑惑により西川公也農林水産相が、引責辞任しました。

この時安倍総理は、
――任命責任は私にある――
と明言しているのですが、”だから?”、”それがどうした?”、といった開き直った印象を否めませんでした。
”律する”、”責任”、時代と共に語の意味、重さは変遷していくものかもしれません。

かつて、民主党に小林憲司という代議士がいました。選挙活動中に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、党を除名されています。

この時、民主党から”お詫び”の声明は公表されているのですが、公認の是非、及び公認プロセスの検証については明らかにされていません。


愛知、名古屋の教育界でそれなりの立場にある愛知淑徳学園、その創始者の縁戚だったことも含め、本人の資質その他でどのように民主党公認に至ったのか、当時誰が公認に関する決定権者だったのか、全く不明です。

更に言えば、現在の公認プロセスがその轍を踏まえたものであるかも判りません。そういった不透明さが落下傘で当選した現職に繋がっているようにも思えます。


”選良”という語が意味するように、
選ばれた優れた人が代議士ですが、だからといって、代議士は選ばれた優れた人ではない、不整合があるわけです。

選良を決めるのは選挙であり、フィルタリングにより選良候補を絞り込む手段の一つとして政党の公認プロセスがあると認識しています。

政党政治における公認という作業の担う役割の一つとして該不整合の是正があるべきと考えます。しかしながら、上記一連の事例は、公認プロセスのフィルタリング機能正常に働いていないことを如実に示しています。

政党各々の主張するイデオロギーの是非はともかく、公認決定に至るプロセスの密室性が続く限り、代議士と選良鏡像となる日は果てしなく遠いなぁ、と思った次第です。

本質的には、矜持の問題なんですが...

2015年4月4日土曜日

鮮魚(追記アリ)

過日、テレビでふるさと納税が取り上げられているのを偶々目にしました。

ふるさと納税についてはいずれ記すつもりですが、寄付のお礼としてブリが一尾送られてきたとのことでした。

で、
――臭みがなくとても美味しかった――
と...

旅番組でもグルメ番組でもいいんですが、魚介の料理が出された際
”臭みがない 
鉄板の評価です。 確実に毎度毎度耳にします。それ以外の形容はほとんど聞こえてきません。

この”臭みがない” は賞賛の言葉なんでしょうか。一体、普段どれだけ臭い魚を口にしているのか、気になって仕方がありません。

或いは、超人的な味覚をお持ちなのか、興味は尽きないわけです。

肉料理の”柔らかい”、”ジューシー”、”とろける”を含めて他に語彙の持ち合わせがないのかもしれません。であれば、詮ないことです。ないものを望むのは不毛ですから。

お約束のキーワードを繰り返すほどに自身の信用を毀損させている、そういった自覚が制作側に芽生えることはないのでしょうか。

やっつけ仕事との謗りを免れません。リソースの浪費です。

追記

偶々、
食べログの口コミに見る人間心理 ―麻薬と性とトラウマと―
といったブログエントリを読みました。
高評価の口コミでは「絶品」「美味しい」「旨い」など肯定的だが漠然とした表現が並ぶ。このように、人は肯定的な意見よりも否定的な意見を述べるときの方がより豊富な語彙を用いるとことが知られている。
そういうことなのかもしれません。少なくとも統計的には。 

非情

特色かどうかは存じませんが、名古屋近郊では、”とんかつ”という食物は極めて身近な存在です。単にとんかつ定食だけでなくカツ丼、カツカレー、カツサンドをも含めれば至る店で口にすることができます。

うどん屋、ラーメン店を軽く凌駕していて供給過剰ではと思わんばかりです。まぁ、それぐらいの親しみ(=需要)があって、とんかつを提供する多彩な店が共存してきたのでしょう。

自宅近辺で、とんかつを前面に出している店だけでも(順不同)

  1. かつ雅
  2. 八千代西店
  3. きらめき亭
  4. 美はる
  5. かつ
  6. かつ久
  7. サカエ食堂
  8. かつ元
  9. 浅井
  10. 八千代分店いそむら
  11. 香竹
  12. マ・メゾン
  13. かつや
  14. かつさと
  15. 必勝
  16. サピド(カツサンド)

と列挙できます。味や価格は様々ですが...加えて、いわゆる定食屋、洋食店、うどん屋、喫茶店にCoCo壱番屋といったカレー屋等、とんかつを扱う店は枚挙に暇がありません。

特にうどん屋と喫茶店は正に伏兵といった存在かと思うわけです。なにせ、カツ丼とミニうどん(きしめん)、若しくはミニカツ丼とうどんというセットがうどん屋のお昼の品書きに堂々と掲げてある土地柄ですから。ラーメン炒飯セットのようなものでしょうか。

更に喫茶店です。カツカレー、カツサンドに留まらずとんかつ定食が人気の喫茶店もあります。喫茶店という業態の定義はさておいてです。味噌カツ定食の旨い店に至ってはもはや喫茶店なのかと...

以上は、外食の場合についてですが、加えて中食、即ち、持ち帰りも含めれば、とんかつを口にするための入手経路には不自由しません。ほぼ無限であるとまで言うのは言い過ぎかもしれませんが。

上記飲食店の何店かもテイクアウトができるのですが、それが本業である、ほっともっと、ほっかほっか亭、ベントマンといった持ち帰りの弁当店も一つの入手チャンネルです。

ただ、スーパーこそが中食の主役でしょう。惣菜コーナーには店内調理されたとんかつ弁当、かつ重、かつサンドが並んでいますし、とんかつ単品として調理済み、或いは冷凍食品の形態での購入もできます。一部のスーパではスーパー自身の調理によるものだけでなく、テナントとして入居している、さぼてん、和幸といったとんかつ、揚げ物に特化した専門店も選択肢として得られます。

で、実は町の肉屋こそがやはり中食の本命かと信じています。一般的ではないかもしれませんが...

そういった状況の中、尾張旭市晴丘の交差点付近で非情な抗争が勃発しているわけです。ストリートビューでは現時点で更新に至っていませんが、如何なものなんだろうかと思われる状態になっています。

片や薄衣を纏い余熱でじっくり火を通したトンカツそのものの旨さを売りにする店と、片やとんかつを中心とした揚げ物の庶民向けチェーン店、両者が広くはない道を隔てて対座しています。

確かに、とんかつのみの旨さで比べれば両者は均衡が保たれるのかもしれません。それでも、上質な豚肉を細かなパン粉で揚げた上品なとんかつの圧勝とはならないでしょう。粗めのパン粉で揚げられた、油と脂を味わうとんかつにも一定程度の支持があるはずですから。勿論、価格を含めての話ですが...

”ザ・とんかつ”として思い描かれるのは後者です。下記エントリも一例かと。
尾張旭のとんかつの美はるさんは、目を見張る? 
更に共存を阻む存在としてカツ丼の存在があります。とんかつ、丼ツユの浸みた衣とご飯、半熟卵が渾然一体となって上品なとんかつの前に立ちはだかるわけです。

とんかつ単品の上品な旨さで対抗し、伍して並び立つのだろうか、今後の動向を注視していきたいところです。

ところで、こういった幅広いチャンネルでとんかつを口にできる環境において、ある特定の店に足を運ばせるには何が動機となるでしょうか。

本末転倒かもしれませんが、実はとんかつ以外の部分に依るのではないかと考えます。とんかつそのものが並み以上の質であることを前提としてです。とんかつを食べて落胆する店には誰も赴きませんから。
――xxへ行ってとんかつを食べようか。あそこはとんかつだけでなく○○も旨いしね。――
この○○の部分、即ちとんかつ以外の部分が重視されるということです。
”とんかつは旨い”
”とんかつだけは旨い”
”とんかつしか旨くない”
ではなかなか難しいかと...

それは味噌カツの味噌ダレ、ソース、キャベツは勿論、カツ丼、豚汁、ポテサラだけでなく、串カツ、ハムカツ、メンチカツ、コロッケ、牛カツ、チキンカツ、レバカツをも含めての話です。どて煮もいいですがちょっと離れすぎかもしれません。

個人的にはエビフライは動機になり難く、旨いカキフライ、更にはアジフライに駆り立てられます。他にも、鰯、鮭、鱸、鯨、メカジキ、鮃、鮎、公魚、イカ、帆立...

魚介や鯨まで話を広げると際限がなくなりますのでこの類はさておきます。
  
話を戻せば、カツ丼はとんかつの味ではなく、丼ツユを含んだ衣で飯を食わせる料理です。ハムカツは庶民的過ぎるのでしょうか。ハムカツ定食を出す飲食店を知りません。

メンチカツ、コロッケが品書きにある店も多くはありません。コロッケは用意があったとしてもクリームコロッケがほとんどです。名古屋近郊でやまがき畜産や三田屋に匹敵するメンチカツ、ビーフコロッケを提供する店に訪問できたことはありません。

牛カツ、チキンカツも提供する店はあるものの少数です。もう少し増えてもいいような気がします。レバカツに至っては皆無に近いかと。”レバカツにするからレバーを薄めに切って”と精肉店で頼んでも通じませんでした。

こういったトンカツ周辺部分に特筆すべきものがある店、即ち、
豚汁の旨いとんかつ屋
ハムカツもあるとんかつ屋
コロッケが人気のとんかつ屋
メンチカツが評判のとんかつ屋
こういった店こそが、否が応でも、とんかつそのものへの期待を押し上げてくれるのではないだろうか、と思う次第です。

ちなみに、これまでで旨かったと印象に残っているとんかつ屋は、川崎市宮前区のとんかつ勝義と秋葉原の1店です。こちらは失念しました。もう二十年以上も前の話です。

勝義はグーグルによれば未だ営業中のようですが当時と同じかはわかりません。

蛇足でした。

上辺(追記)

メディアと政治家、相互依存で大同小異なんでしょうが、
【詳報】「決して遊びではなく、仕事の一環」-“旅行疑惑”の上西小百合議員が会見
選挙期間中はここぞとばかりに様々な醜聞が飛び出すのはお約束です。

真偽についてはどうでもいいし、興味もありません。

ただ、会見で
”いただく”
”させていただく”
が延々と続くわけです。

もはや、中毒というか依存症の域に達しているんじゃないかと...

或いは、”させていただく”道でも極めるつもりなんでしょうか。

弁明

NHK"クローズアップ現代"はですね、
なぜメディアはやらせをしてしまうのか?
そういったテーマで特集を組むべきではないでしょうか。取材対象には事欠きませんし...マッチポンプ調査報道ショーという新たな分野が開拓できるかもしれません。
「NHKクローズアップ現代でやらせ」 番組中で“ブローカー”の男性が訂正申し入れ
NHKが投げ売りする、メディアの信頼を受信料で購入するわけです。拒否はできません。義務ですから... 

視聴率にとらわれず、公正中立な放送を自負するNHKは、何処に向かうつもりなんでしょうか、注意して見ていくべき処です。

NHKの記者出身である、この方こっちの方の意見を是非拝聴したいものです。