2015年4月24日金曜日

停滞

不在者投票で今週末の地方選の投票を済ませてきました。

思想信条、政策、政党より静かな候補に投票しようか、そんな思いが去来しました。ただ、静かな候補はそれはそれで、正体不明なわけです。まぁ、エア候補でもいいんですが...

選挙カーで選挙区内を縦横に走り回り、大音量で名前を連呼する候補より、静かな候補に...そういった状況もなんだかなぁ、と思う次第です。

もう少し賢い遣り様があって然るべきではないかと。これが民主主義を体現しているとは、とても受け止められません。率直な印象です。

で、投票所に”選挙のお知らせ”のハガキを持って赴きました。本人確認(?)の後、投票用紙を受け取って記名、投票、最後に”お疲れ様”と声をかけられ一丁上がりと...

会場には選管の職員が6〜8名程。

そういった、選挙運動や投票システムの一切合財を含めて民主主義のコストと言われても、素直に首肯できるはずもなく、選挙の度に非効率だなぁ、と感じます。

投票システムが根源ではないかと。この部分の生産性向上、即ち、投入資源の削減と投票率の引き上げが固定票の割合を下げ、地方選の活性化を促すのではないでしょうか。

そのために求められるのはやはりネットワーク経由の投票システムです。これまでも度々話題に上がっていますが、全くもって進展はみられません。不正な投票に対する懸念が払拭できない、といった理由によるものでしょうか。

おそらくなりすましが主となる不正な投票、これを防ぐには厳格本人確認が必要ですが、現在の投票システムと同程度の厳格性であればそれ程困難ではないのでは、と思っています。

二段階認証を利用したログインシステム、国税電子申告・納税システムで用いられる電子証明書、指紋認証や虹彩認証、近々始まるマイナンバー制度、近い将来、そういった技術の応用で厳格な本人確認システムが実現できるとみています。少なくとも、現在と同程度以上には...

もう少し実現に向けた前向きな議論があってもいいのではないでしょうか。システムの大きな変更で困る人々がいるのかもしれません。

ポピュリズムに陥りかねないと言われれば、確かにそれはその通りです。

そういった、ネット投票システムを含めた集合知の具現化、これこそGoogleの責務ではないでしょうか、と身勝手にGoogleに押し付けておきます。

ところで、名古屋市とその近郊に限った特徴かもしれませんが、”本人”と染め抜いたノボリを旗めかせた自転車がやたらと目に付きます。

”別人”、”他人”、”代理”、”影武者”、そんなノボリを掲げた自転車は通らないのでしょうか。

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