2020年10月7日水曜日

新報

 前のエントリに関連した、学術会議の新会員任命拒否についての話です。

総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した結果、日本学術会議が推薦した新会員候補のうち6人の任命を拒否した、と。

何だそれ?、というのが率直な処です。未だ個々の理由は開示されないままです。これって、換言すれば”何を推測されても否定しない”ということではないでしょうか。

今こそあることないこと勘ぐって憶測で報道できる絶好の機会です。総合的・俯瞰的活動の説明がない限り受け止める側で推測するより他ありません。例えば、

”独裁社会化を進めるための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した”

”邪魔者を排除するための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した”

”学術会議を御用組織化するための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した”

”軍事研究を学術界に委託しやすくするための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した

”反論する学者をスケープゴートにするための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した”

”反体制分子を一人残らず粛清するための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した”

”学術会議を解体するための総合的・俯瞰的活動を確保する観点から判断した”

今なら、どう報道しても虚報ではありません。ある意味サンドバック状態です。想像、憶測、勘ぐりを伝えて政権から否定されれば改めて詳細な見解を求めればいいのではないかと。否定がなければそれを事実として一人歩きさせるわけです。

脱力タイムス、虚構新聞に続く、憶測新報という新メディアの登場を待望しています。


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