2021年9月14日火曜日

翻意

翻意する力、というか自らの発言に対する責任感が希薄で、翻すことに躊躇しない力、換言すれば臆面のなさということですが、そういった資質を考慮すれば、河野太郎氏が時期自民党総裁に適任かもしれません。

まぁ、候補者各々、舌を何枚も使い分けているのでしょうが。

律儀にゴリ押しされた東京オリパラの開催が菅辞任の端緒だったとみています。おまけにゴリ押しした本人は時期総裁選で菅支持に回らずと。火中の栗を拾った現総裁に素晴らしい仕打ちです。

当に後ろ足で砂をかける所業と言っていいかもしれません。

まぁ、そういった集団の中でボス猿を決める興行ですから、 

「森友学園」への国有地売却をめぐる公文書改ざん問題について、「調査が十分かどうかは、国民が判断する話だ。国民が足りないと言っているので、さらなる説明をしなければならない課題だ」
との岸田文雄氏の発言は拙かったと思います。ここは直ちに”考えていない”と応じるべきでした。

その点、河野氏は

”再調査は考えていない”
と明言しています。ここは一つ氏の翻意力で、総裁就任後の

”世論の高まりを受けて考え直した”
”考えていないとは言ったが、再調査しないとは言っていない” 

といった文言を期待したい処です。それこそが氏の自負する突破力に依る現実的対応ではないかと。

正式に公表するかは不明ですが、政権基盤安定化のための取引材料として再調査はあるかもしれません。それがリークされるかは判りません。

2021年9月3日金曜日

丸腰

現総理の辞意表明を受けて、総裁選が口火が切られたわけです。”俺が、俺が、”と五十歩百歩、大同小異の有象無象、魑魅魍魎が跳梁跋扈し、針小棒大の風呂敷を拡げて奇想奇天烈、奇々怪々、といった体の猿山のボス争いが始まります。

各々、コロナ禍を収束させる施策を持っての出馬なのか甚だ疑問です。

いや、効果的な施策を秘めているなら総裁選まで出し惜しみせずとっとと実行に移せただろう、という話なんですが...