2013年5月21日火曜日

記憶

あるブログで紹介があったので読んでみました。

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義(池上彰)

15項目の戦後史のトピックスについて解りやすく解説してあります。

ただ、この本そのままが理系大学生の初年度一般教養の内容とするなら概略過ぎるかな、といった印象です。詳述すれば、各々の項目だけで専門書何冊にもなってしまうテーマばかりです。しかしながら、数項目についてでもその思想的背景、歴史的経緯、他国との比較、現状と今後の展望などもう少し堀下げた内容が、大学生向け講義として適当だろうと思いました。例え理系であったとしてもです。

この本の内容のみに限るなら、戦後史に興味のある高校二、三年生向きといったところでしょうか。

いい年した私自身にとって、生徒、学生、社会人時代を通じ、正に新聞、テレビで現在進行中の事件として見聞した項目もあり、今となっては曖昧な記憶が改めて思い出される部分もあります。勿論、当時、初等教育過程で語られなかったことについては新たな事項として...

例えば、”日教組”の説明など、その当時一体誰が解説し得たのか、少なくとも周囲には誰もいませんでした。偏った情報が与えられず良かったのかもしれませんが...

”日教組”含め未だ疑問がある幾つかの項目があります。いずれ機会があれば記すつもりです。

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