2020年12月24日木曜日

内心

安倍前首相「深く反省しおわび」 「桜見る会」夕食会費用補填問題

――私が知らない中で行われたとはいえ道義的責任を痛感する。深く反省するとともに国民におわび申し上げる――

とのこと。過去、一体どれだけ”責任を痛感”の文言が繰り返されるのか...責任の帰属は認めるが、だからといって責任を取った、という事例を知りません。これまでと変わらない、口先だけの居直りです。

で、この知っている/知らないは内心の問題です。”知らなかった”との発言があってもそれが事実か虚偽かは別の話であって、補填を知っていた、指示したという事実を否定するものではありません。それが証拠が見当たらない場合の中立的な見方です。説得力を欠いたお詫びなど全く意味をなしません。

安倍政権時代、NHK他のメディアの内閣の支持率調査で、支持しない理由という質問も含まれていました。この不支持の理由の第一位か第二位に必ず、

人柄が信用できない

というものがありました。当にそれが具現化したお詫びの文言でした。一国の宰相がこういった理由で支持されないというのもなんとも情けない話です。

信頼社会の実現など夢のまた夢です。

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