2015年11月1日日曜日

従順

江戸末期のええじゃないか騒動を連想させる一方で、平和な民主主義社会の一側面を象徴しているのかもしれません。
ハロウィーン 渋谷
【速報】渋谷駅カオス!ハロウィンで完全に制圧される!DJポリスもただの「DJ」になってしまう!
ルキウスさんのエントリ、
ロイ・アンダーソンを考える
では市場原理主義=刹那主義について記されていますが、この刹那主義的要素は、実は民主主義にも内包されている、そう思えてなりません。

”その場に居合わせたみんなの合意”に基づく民主主義は、刹那主義でもあるわけです。おそらく民主主義の無謬性のようなものがあって、合意に対する賢愚、是非、善悪の判断をさておいてしまうような気がします。

不利益は他国や後世に追いやるということです。

ところで、渋谷スクランブル交差点辺りの中継映像を見ていて、先日のSEALDs含む安保法案反対のデモの比ではないなぁ、と素直に思いました。権威に対する従順さは真逆かもしれませんが。

ハロウィンの群衆と該法案への支持不支持が繋がる理由はありませんが、社会のマジョリティはそういうことなんだと。改めて実感した次第です。

暴動の一つも起こってもおかしくないあの群衆が、概ね粛々と警察の指示に従って行動している、というのも不思議ではありました。羊と羊飼い、牧羊犬の関係を連想させました。至るところに糞を撒き散らす(ゴミを散らかす)マナーの悪い羊であっても羊飼いには従順でした。

そういった羊の群れあの宰相を擁する社会を選んだ、受け入れたのか、或いは連綿と引き継がれたそういった社会が羊の群れを生み出してしまったのか、興味は尽きません。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、お久しぶりです。

    世の中、3割弱の確信的左翼、1割強の確信的右翼が存在します。残りの6割は中道(悪く言えばノンポリ)です。
    SEALDs含む安保法案反対のデモが世の中の支持を得ているというのは真っ赤な嘘で、ノイジーマイナリティにしかすぎません。狂信的左翼メディアがことさら大袈裟に(願望を込めて)報道した虚像です。
    主催者発表4万人(実際は1万1~3千人)のデモのあった日、浅草のサンバカーニバルの来場者は47万人(主催者発表)でした。
    「SEALDs含む安保法案反対のデモ」の動員数は、自然発生的な浅草サンバの一割にも満たないのです。
    これが日本の左翼の現実なのです。

    浅草の観衆もハロウィンの群集も、愚かな羊ではありません。彼らが立ち上がった時に歴史が動くのです。
    政権交代という名のもとに、奢った自民党は叩きのめされました。
    失われた三年という名のもとに、あまりに無能な民主党は叩きのめされました。
    現政権も彼らの支持を失えば、同じように叩きのめされるでしょう。

    左翼メディアや老いた左翼人に扇動された運動は、国民的拡がりを持ちえません。
    狂信的左翼新聞や左翼テレビなどに洗脳された愚民はまだまだ存在しますが、インターネットという色付けされていないツールを持ちえた現在、羊たちは物事の真贋を見極めていくことでしょう。

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    1. こんにちは。PCに向かう時間がなかなか取れず遅れました。

      >世の中、3割弱の確信的左翼、1割強の確信的右翼が存在します。残りの6割は中道...

      <私自身は左翼、右翼の明確な定義を持ちあわせていませんので、上記割合については肯定も否定もできないのが実のところです。ただ、いわゆるB層と無関心層の総和がかなりの割合を占めているとはみています。

      >浅草の観衆もハロウィンの群集も、愚かな羊ではありません。彼らが立ち上がった時に歴史が動くのです。

      <ほぼ同じ頃にヨーロッパへと移動するシリアからの難民についてのニュースを目にしていました。同じ群衆でも自らの意思で参加した群衆と、そうせざるを得なかった群衆があるわけです。自らの責に依らない不利益を強いられている群衆に対比して、何とも脳天気なものを感じたのが素直な印象です。これが平和であり、民主主義社会と言われればそうかもしれませんが...

      >羊たちは物事の真贋を見極めていくことでしょう。

      <かなり懐疑的に捉えています。相当の時間が必要、或いは身に迫る危機がない限り難しいかも...見極めさせない力も働いているような気もしますし。

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