2019年4月7日日曜日

不徳

――私の不徳の致す処です。――
謝罪や釈明の会見で頻出する文言です。で、どうも不徳の語に違和感を抱く場合があります。その不祥事、騒動は不徳が理由なのか、と。不徳とは、
1) 徳の足りないこと。徳が備わっていないこと。2)人としての道にそむくこと。背徳。 「 -漢」
のようなんですが。例えば、前のエントリの忖度発言はご当人の不徳に起因したのだろうか、別の理由ではないだろうか、と思ったわけです。

が、更に調べた処、”不徳の致す処”という慣用句で、
失敗や不都合のあった時、それは自分が至らないせいだとして、遺憾ないし反省の意を表明する
意味がありました。正確な理由開陳を避ける枕詞だったわけです。

私の不徳の致す処でした。

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