2023年9月10日日曜日

保身

テレビ朝日系の番組が視られなくなったようです。当地では名古屋テレビの放送が映らないということです。といってもHDDレコーダでは受信できていますから、テレビ〜レコーダ間接続の接触不良なんだろうと。

で、視聴できずとも何ら困らないわけで、まぁいいか、と放置しています。巷間、ジャニーズ事務所の性加害事件が騒ぎになっていますが、その加担責任についてテレ朝がアクションを起こし出すまでは打っ遣っておくかもしれません。

それに対し、さすが天下のNHKです。テレ朝系以外の他の民放の映像が不安定になっても安定して放送が映ります。

NHKの担っている役割を鑑みれば、特段の意外感もなく腑に落ちるます。なんと言っても、体制の意向に沿って、煽動や誘導、操作といった情宣活動の重責がありますから。

この情宣活動を担う体制の尖兵というメディアの本質に着目すると、戦中戦後、ジャニーズ事務所全盛期と現在、両者には通底した報道姿勢が伺えます。この情宣活動は、戦時中であれば、国益優先で国威発揚、戦意高揚を企図したもので、事実や公共の福祉より重視していたのは間違いありません。

この情宣活動を担う体制の尖兵というメディアの本質に着目すると、戦中戦後、ジャニーズ事務所全盛期と現在、両者には通底した報道姿勢が伺えます。

戦時中、NHKは軍部に追従する戦争協力団体でした。戦後は自らの過去の情宣活動を棚上げした、日中戦争、太平洋戦争関連の番組がてんこ盛りです。毎年、7月下旬〜8月6日、8月にかけて、以前の番組の再放送と共に、新たな戦争関連の番組が放送されています。ほぼ全ての番組が、NHKは旧軍部とは一線を画していた、若しくは協力を強いられたかのような雰囲気を漂わせた作りになっています。

戦争協力団体としての過去を隠蔽、つまり、軍部と距離を取っていたかのような戦争関連の検証や記録番組で、戦時下におけるNHKの情宣活動を塗り潰そうとしているのでは、といった印象を抱くわけです。過去の行状の改竄とも言えるかと。

同様の印象を今般の性加害事件の報道姿勢に感じた次第です。一連の報道では、”メディアの責任”とか、”自省しなければならない”といった文言を耳にします。こういった免罪符的な言葉を盾に、飛び火させない、自らへの糾弾の視線を逸らすための、該事務所に対する執拗で強硬な姿勢にも映ります。

間違いなく、女衒、ポン引き、遣り手婆、幇間は存在していたと考えます。”自省しなければならない”を言葉通りに受け止めるならば、叩きやすい故人だけでなく、ジャニーズ帝国隆盛の当時、強大な力を与える結果となった帝国への協力者も詳らかにされるべきです。

身を切っての全容解明が求められるわけですが、上述の戦争関連の番組制作姿勢に照らし合わせれば、全容は闇の中というのが予測される結末です。今般の事件の端緒となったBBCの報道と同じくガイアツに頼らざるを得ないのも嘆かわしい話です。

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