4月に催された「桜を見る会」の招待者名簿について、安倍晋三首相は、2日の参院本会議で、電子データの復元はできないと答弁しました。
端末にデータは保存されておらず、サーバのデータを破棄後、バックアップデータの保管期間を終えた後は復元は不可能だとの報告を受けている例えば年賀状の住所録を、年賀状を出した後、不要だからと毎年消去する馬鹿がいるか、という話です。翌年の名簿作成の基にするのは当たり前のことです。毎年消去して端から名簿を作成するなどこの上なく非生産的です。公金もそういった姿勢で費消されていると考えると、怒りを通り越して情けないというか、呆れます。これではいくら日銀券を印刷させて、国債を買い取らせても足りないのも道理です。
まぁ、馬鹿でなければ、中止にはなりましたが、来年のために誰かが名簿を秘匿してるんだろう、と推量しています。
復元は技術的には不可能ではないとみています。それはさておき、データの破棄や保管期間についての言及も怪しさ満載です。元々、行政文書を紙の形態で永遠か、若しくは長期に保管することは、スペースや管理の労力といった行政のリソースの消費量が莫迦にならない、と。該リソースを節約する目的で保管期間が定められたと理解しています。データのデジタル化が進められた今、該名簿の保管に一体どれだけの行政リソースが費やされ、該データ消去によってどれだけの節約になるのか、いちいち記すまでもないことです。
名簿を消去して、毎年作成し直すほうが余程リソースの浪費です。
この消去の操作についても、マニュアル操作で削除を行ったのであれば、”誰が、いつ削除したか”という記録が確認できるはずです。保管期間経過直後なのか、或いは衆目を集めて慌ててなのか、判断材料の一つです。cronを使った自動消去も想定できますが、crontabに記された条件とデータ削除の日時が果たして合致しているのか疑念は払拭できません。
いずれにせよ、保管しておいても殆どリソースを消費しない該名簿データを、保管期間の経過を口実に消去、隠滅したというのが、一連の操作の合理的な説明ではないかと推量します。
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