このところ”原発推進”といった語がメディアから消えたような気がします。意図的に使用を避けているような印象を持っています。
一部政党が提唱する、
”安全が確保されれば原発を再稼働”は、
”安全を確保して原発を再稼働”を経て、
”安全を確保したことにして原発を再稼働”へと流される恐れはないのでしょうか。
これは正に表現を代えた原発推進です。
この”安全”という語ですが定義が極めて曖昧で漠然としています。
”今後どの程度の期間に渡って、どういった事態が、どれ位の確率で発生するか”
が全く不明です。
評価は原子力規制委員会等の専門組織に委ねるにしても、それを私たちに公正、客観的に説明する義務が行政側にあるはずです。
再稼働の判断以前に”安全”の定義を明確にすべきではないでしょうか。これまで上記発言者の口から、安全についての理念や姿勢、定義といった詳細説明がなされた憶えがありません。
専門組織の評価結果を盾に、為政者自らの言葉で説明することなく、上っ面の”安全性が確保された”を私達に押し付けるのは全くもって無責任であると考えます。