名古屋郊外のドラッグストアでのことです。最近のドラッグストアは、野菜、鮮魚、畜肉といった生鮮品はともかく、日常的な食料品の品揃えに驚かされます。
先日、適当な日用品やごくありふれた食品をカゴに入れてレジ待ちしていました。と、隣のレジで高齢の男性が、おそらくパートであろうレジ係の女性に苦情?文句を言っていました。怒鳴っているわけではありませんがそれなりに強い口調で、
値段が間違っていると。レジ作業が滞り、困惑したレジ係は店長らしき責任者を呼んで対応を一任、両者は売り場の棚へ移動していきました。
やはり、”値段が違う”、”間違っている”とか、”本部の指示で”といったやりとりが耳に入ってくるわけです。一体なんだろうと、興味を引かれレジの列を離れて当該売り場付近に近寄ったのは私です。
漏れ聞くところによると、対象製品はポカリスエットの2Lボトルでした。棚に取り付けてある値札の間違いでもあったのか、と思っているとそうでもないようです。”間違いありません”と店側店員は応えていましたから。
更にもう少し窺っていると、
先週配布されたらしいチラシに特売品として掲載されていた価格と違う、間違っている
ということのようでした。???...えーと。よくわからないのですが、私の理解の域を超えているのは確かです。店側店員の、”価格は本部が決めています”とか、”それは先週のチラシの特売価格です”といった応えを聞けば、まぁ、そういうことなんだろうと。
一点の負い目もなく先週の特売価格を引き合いに現在の価格を間違いと断じ、その正当性を譲らない...
結局、当人は納得がいかないまま店員に文句を言って、不満気に当該商品を買っていきました。
ポカリが高けりゃアクエリアスを買えばいいじゃない確か、マリー・アントワネットも言っていたはずです。多分。おそらく...
改めて、接客の仕事は辛いなぁと。サービス業全般で人手不足が叫ばれ、パート募集の貼り紙がいつまでも掲示されている理由もなんとなくわかりました。
くわばらくわばら。
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