2016年5月14日土曜日

生業

まぁ、今更というか、遅きに失したというか...
厚労大臣時代の発言に既に予兆させるものがあったわけです。
高額出張費、韓国人学校…都庁に批判1万件超 職員悲鳴
「会計責任者が勘違い」 政治資金問題 舛添知事一問一答
以前のエントリで記しましたが、議員歳費、議員年金に纏わる上記発言から抱いた違和感が具現化したに過ぎない、ということです。
――政治家としての正当な報酬を得て、国民の代表として職務に邁進するわけである。さもなければ、他に収入の道がある金持ちしか政治家になれないことになる。――
この後”議員歳費を削減するな”、”退職金がないから議員年金は必要だ”、”退職金も出ないような勤め先には、優秀な人材は集まらない”といった発言が続きました。
果たして政治家は職業なのだろうか、といった疑問を抱いたわけです。もはや政治家ではなく政治屋じゃないかと...
政治を生計を立てるための仕事、生業と捉えるならば、政治屋(家)が給料、賞与等の報酬や退職金、年金といった特典を要求するのも頷けます。自らが生活する糧を得るための手段なわけですから。
生業としての都知事の職に就いているわけですから一連の公私混同も頷けます。都知事の権限で使える公金は法に抵触しない範囲で自分のために費消すると。抵触している気もしますが...
――サラリーマンじゃあるまいに宛名白紙の領収書を貰う根性がけち臭い。――
ルキウスさんが自身のブログで言及されていますが、端から都知事というサラリーマンでしたから、如何ともし難いんじゃないかと考えます。

菅官房長官ならば、
”(元々生業なので)批判にはあたりません。”
と突き放すところです。そういった人物を都知事に担いでしまった自らのリテラシーにこそ真摯に向き合うべきかもしれません。

ところで、”精査”という語ですが、先般の甘利前大臣の事例と併せて、
”時間を稼いで尤もらしい言い訳を捻り出しつつ、言い含めた人身御供を用意すること”
私の中では定義付けられました。

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