2014年6月25日水曜日

野次

依然、STAP細胞問題についてその行動原理や科学研究における成果の開示と秘匿といった対義的な関係について思いを巡らせているのですが、徒に時間を費やしている内に新たな騒動が勃発し、またたく間に沈静化しました。

多くの論者が様々な立場から言及されています。そんな中、
では、寄せられた多くのコメントに対し作者自ら対応され、その丁寧な姿勢には頭が下がります。

本騒動において野次った自民党議員は糾弾され、結局、名乗りでて謝罪し、会派を離脱することで騒動は幕引きに向かうようです。ただ、野次られた女性議員は果たして謂われなく清廉だったのか、口撃される隙すら全くなかったのか、諸手を挙げての賛同には躊躇しています。この種の躊躇いが上記エントリで言及されている野次の一般論に結びついていったのではないでしょうか。

私自身の姿勢は、”本人の責に帰さない理不尽な暴力到底容認できない”であり、この部分は微塵も揺るぎがないことを明言しておきます。該暴力には身体的攻撃は勿論ですが、騒動の原因となった野次に類する精神的なものも含みます。

――自分が早く結婚したほうがいいんじゃないか――



件の自民党議員が擁護される余地はなく、糾弾されて然るべきではあります。ただ、脛に傷が見え隠れし、叩けば埃が舞い上がるかもしれない方が被害者だからこそ一般化して論じざるを得なかったかと...


その辺りの、筆者と様々な立場にある読者の捉え方の違いや価値観の相違が、誤解や齟齬、早合点、思い込み、先入観を触媒にして後々の賑やかなやり取りへと繋がっていったわけです。

以降、該エントリのコメント欄でのやりとりを材料として、この騒動の捉えられ方について思う所を雑然と挙げてみます。

(続)

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