(1)日中の戦略的互恵関係を発展させていく
(2)歴史を直視し、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた
(3)尖閣諸島など東シナ海の海域で近年緊張状態が生じていることに異なる見解を有していると認識し、対話と協議を通じて、危機管理メカニズムを構築し、不測の事態を回避する
(4)政治・外交・安保対話を徐々に再開し、政治的相互信頼関係の構築に努める
で、(3)について批判が巻き起こっています。
尖閣の“致命的譲歩”と日中首脳会談この会談の収支というか得失についての目算が憶測できないままでいます。誰得なんでしょう。
”会談の実現”は事務方の成果かもしれませんが、会談に懸ける思い、会談への期待は日中いずれが大きいのか、よくわかりません。
首脳会談の直前に相手国の領海や排他的経済水域(EEZ)でのサンゴ密漁を野放しにしておくのか、率直な疑問です。
会談実現に何らかの期待があるならば、密漁船団を抑えることなど中国政府にとって容易なはずです。
一方、被害国である日本では、人員、装備の点で海上保安庁の取締が追いついていないという部分も確かなのでしょう。ただ、逆の立場、即ち中国やロシアの領海で他国の船団が密漁しようものなら、とっくに沈められている、或いは拿捕されているような気もしますが...
密漁で首脳会談に懸ける日本側の期待を推し量っているのでしょうか。
上記合意文書の(2)には靖国参拝も包含されているわけですが、やはり、
――サンゴの密漁がなくなりますように――
と祈願のために神社を参拝するべきではないかと、考える次第です。
0 件のコメント:
コメントを投稿